
月間利用者数 8,600万人(※2020年9月末時点)の多くのユーザーに利用されているLINEアプリ。幅広いユーザー層にアプローチできるとしてLINE広告を出されている方も多いと思います。
そこで重要となる広告クリエイティブ。
LINE広告で効果の高いクリエイティブとはどのようなクリエイティブ でしょうか。
今回はLINE広告用の静止画のデザインについて、制作における注意点やポイントなど掘り下げていきたいと思います。
ユーザーはスマホで閲覧。サイズを意識!

まず、視認性が重要です。
文字のサイズ、画像のバランス、レイアウトなどをトータル的に見て
「スマホ」画面で見やすいかどうかが大きなポイントになります。
いくら内容やデザインがよく訴求力が高いクリエイティブでも、
スマホで見た際に文字が小さく読めないとなればその時点でアウトです。
スマホで見た際にどんな風に表示されるかを意識して
コピーのボリュームや 画像の選定をすることが大切です。
実際にスマホで見たら、文字が思った以上に小さくて見づらかった。
思った以上に大きくてバランスが悪かった。なんてことはありがちです。
画像を作成したら実際にスマートフォン(実機)でどのように表示されるかを
チェックすることをお勧めします。
PCのブラウザでもスマートフォンのシュミレーションできますが、
実際にスマートフォンで見るほうがわかりやすいので、少し面倒でも実機で確認するようにましょう。
ポイント: 実際にスマホの実機で見やすいかどうかチェック!
静止画のサイズは1200×628、1080×1080
LINE広告の静止画のサイズは1200×628(Card)、
1080×1080(Square)の2種類です。
1200×628は横長の画像、1080×1080は正方形です。
1080×1080のほうが(1:1)なので表示面積が大きいです。

LINE広告の静止画クリエイティブは上記の2種類を用意すれば大丈夫です。
SmartChannel、LINENEWS、タイムライン、LINEマンガ、LINE BLOG、LINEポイント、LINEショッピングに幅広く対応しているサイズです。
実際のサイズ感は下記になります。PCで見るとわかりますが実際の画像サイズは結構大きいです。
↓PCで画像をクリックして表示されたサイズが実際のサイズです。


画像内のテキストは短めのコピーで
次に画像内のテキストについてです。
ついあれもこれも訴求したくて、多くのメッセージを入れたくなりますが、
画像内に文字を多く入れると非常に見づらくなります。
一番伝えたい訴求を短くまとめた方が、
結果的にユーザーに伝わりやすく刺さりやすくなります。
ただでえ現代人は常にスマホから膨大な情報が入ってきます。
画像内に沢山文字があるだけで、
よほど興味がわかない限り、見ること自体を拒否してしまいますよね。
基本広告は嫌われがちな存在です。
文章で長々と書くより、
パッと見ただけで入ってきやすいように
短くてわかりやすいコピーづくりを心がけましょう。

ポイント:画像内の文字は短くわかりやすくまとめる
目に留まる画像(注目・興味・関心)
画像も文字同様に、SNSなどで毎日膨大な数の画像を見ています。
画面を流していく際に、目に留まるようなアイキャッチが必要です。
なんだろう
何か気になる
興味がある
面白そう
と思わせるかどうかがカギとなってきます。
商材によって効果的な画像は変わるため、
一概にこれが正解ということはありませんが
いくつかポイントがあります。
「見てすぐに何の画像かがわかる」
例えば化粧品のバナーなら、
女性が肌をお手入れしている画像のみだと、
洗顔なのか、コスメなのか、サプリなのか、エステなのか
一見わかりづらいです。女性のイメージ+実際の商品のパッケージを載せると効果的です。
「ターゲットに合わせた画像」
20代女性と50代女性では効果的なデザインが変わります。
ターゲットに合わせて、フォント、色味、世界観、などのクリエイティブを変える必要があります。
「自分事化できる画像」
マーケティングにおいて、「共感」が効果を生むことがあります。
自分に置き換えて、自分事化できるような画像も「何か気になる」画像になります。
「高解像度」
ブレていたりボケていたり色が暗かったり画像そのものの品質が悪いものはNG。
こだわれば効果が高いわけではない
撮影のプロに頼んで、腕利きのデザイナーに頼んでお金をかけて作成したクリエイティブが必ずしも高い効果を出すわけではありません。
スマホで撮影した日常のようなシンプルな画像でも、効果的なテキストコピーなどの組み合わせによって多くのユーザーの興味・関心を引くことも可能です。
広告っぽさをなくし、あえて素人の投稿のような広告のほうが
自然に共感を生み効果につながることもあります。
LINE広告の配信面からデザインを考える
LINE広告には、LINEや、LINE NEWS・LINEマンガなどのファミリーサービス、そしてLINE広告ネットワークなど9つの配信面があります。(2020年3月時点)
LINE広告は大きく分けて
「クリエイティブ(画像)」「タイトル」「ディスクリプション」の3つの要素から構成されています。
「タイトル」「ディスクリプション」はテキストなので、
「クリエイティブ(画像)」では掲載できない訴求もこちらに盛り込むことができます。
画像内には短いキャッチーなコピーでひきつけ、
詳細の説明をディスクリプションで記載する。
重要な一番伝えたい訴求のみ画像内に記載し、
日付、補足情報はディスクリプションへ記載する。
など上手く使い分けましょう。
配信面によっては説明文が表示されないこともあるので
配信先の特性も理解したうえで検討しましょう。
クリエイティブの検証
良しこのクリエイティブで決定だ!と思って実際に広告に出してみても結果は違う場合があります。
効果が良いかどうかは、実際に広告を出してみないとわからないのです。
WEB広告の利点 は、結果からどんなクリエイティブが良かったのか悪かったのかを検証できることです。
効果的なクリエイティブを知るには、
複数のパターンを制作し、どれが効果的なのかを検証していくことです。
検証・改善を繰り返していき「勝ちパターン」を見つけていきます。
クリエイティブのパターンの制作のポイントは、
「 検証したい要素以外」を変えないことです。
そうすることによって何か効果的だったかの判断がつきやすくなります。

このようにすることで、どのコピーが反応が良かったのか。どちら写真の方が反応が良かったのかの判断がつきやすくなります。
クリエイティブひとつで広告の効果は変わるので、期間を設定して検証していくことは大切です。
いくつかのLINE広告クリエイティブを作成する上でのポイントを記載してみましたが、是非参考にしてただけたら嬉しいです。
・LINE広告ではクリエイティブの入稿規定があります。制作前に確認しましょう。 LINE広告 入稿規定をまとめた記事はこちら。
・ LINE広告をはじめるならこちら(LINE公式)